「『フリルンタオル誕生秘話』その27「価格を下げたいと刑務作業所へ…」」 |
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こんにちははお元気ですか…、テレビで見たのですが、ピアニストでありジャズシンガーの綾戸智恵さんは現在高齢のお母さんの介護をしながら仕事をしているそうですね。誰にでも出来る簡単な事ではないと思います…ご立派です…。その中でお母さんの言葉として「犠牲になってはいけない…、犠牲だと思うとその事が嫌いになってしまうから…」と。確かにそうです、その様に思うと気持ちが暗く重いです…でも、「してあげられる立場にいる…」と思えば幸せを感じます…。
「フリルンタオル」はどこへ営業に行っても「今、アカスリなんて100円で買える時代だよ…」「へぇーこれが本当に売れるかlねー」「高すぎるよー絶対に売れないよー」等など何時も価格の事ばかり云われて仕入れ担当者の壁を超える事が出来ません…。なんとかして価格を下げられないか…と模索していました。 そんな中知人に市場より安く作ってくれる「刑務作業所」があると聞きました、早速電話でアポイントを取り栃木県にあります「刑務作業所」を訪れました。その日は入梅の晴れ間で真夏の様な強い日差しが照りつけていました、電車から降りるとむしむしする暑さで汗が噴き出ました…。 生まれて初めて見る「刑務所…」、10mはあるでしょうか…高い塀です、中をのぞくとそこはどこまでも静です…キーンとした緊張感が張りつめていました。庭木は良く手入れをされ水も打たれ雑草一つ見当たりません…、さっきのまでの暑さがうその様な静かな風が流れていました。 受付を済ませた後担当の方とお話をさせて頂き、間もなく作業所を見せて下さる事になりました。そこはコンクリートの床に木製の屋根だけがついた廊下の70~80メートル先にありました。 私の前と後ろに一人づつ係りの人が付き「前だけを見て後ろを振り向かないで、音をたてないように歩いてください、出る時も振り返ってお辞儀をしないでまっすぐそのまま出て下さい」…と。振り向いて作業をしている人の顔を見てはいけないのだと思いました。 その日の作業はある有名な男性デザイナーのひざかけを縫製していました、私は「ああ…もう冬物を作っているんだ…」と思いました。
この続きは又明日…、みなさま今日もお元気で! 吉村道子
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